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考察その1

長いことこの物語の表現方法を模索していたんですが、自分がまるで客体のようにこの物語のオタ活として表現するのが一番自分にとってちょうどよくて、なおかつ潜在的に自分が一番したいことはそれだったのだと、合点がいってしまいまして、しばしばtwitterなどで、この物語の考察などを書き散らそうと思います。
 ゆくゆくは、懐かしの個人サイトのようにこの物語のことをまとめたいです。
(すでにサイトは在るのですが、手入れがかなり必要な感じがしています。一応見れます。 https://storyofrel.jimdofree.com/ )

ReL(れる)という物語を説明すると、
ホムンクルスの少女ルシェと、魔族の青年のサレンアーデが、ルシェの前世であるセレイネイドという少年の持つ記憶を捜して旅をしています。

セレイネイドはサレンアーデの魂の片割れであり、彼らはお互い憎しみ会う運命でしたが、セレイネイドが突然心変わりをして行方をくらましたので、サレンアーデは長いこと彼を探して旅をしていました。
そのためならありとあらゆる事をして、やっと手がかりにたどり着きましたが、手がかりの少女に出会った瞬間にセレイネイドがもうそこには居ないことに気づいてしまいました。
彼はそれでも、諦めきれず、セレイネイドの生まれ変わりである少女をその手がかりとしてともに行動することを決めました。

セレイネイドの生まれ変わりであるルシェは研究施設で生まれたホムンクルスでした。素材は、魔族であるセレイネイドという少年の魂と肉体を使われていました。
自分がそうして生まれたのはセレイネイドの親友であり、自分を造った博士のシリンという青年を支え、彼の心の罪を許すためでした。
いろいろあり、シリンは自分自身を許すことが叶い、必要のなくなった魔法でできた研究施設は消えてなくなります。ルシェもそのまま消えるはずでしたが、なぜか自分だけ世界の外側の、本当の世界で目覚めてしまいました。
そしてセレイネイドを探していたサレンアーデに出会います。
自分の役割をなくしたルシェは生きる意味を求めて、サレンアーデの手伝いをすることに決めました。


以下は早速したtwitter考察オタ活
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ReLはルシェとサレンアーデが2人の宿命がすでに終わっていることを2人が受け入れられなくて、その証拠を集める話なんだろうなと今は思ってる。
役割から解き放されてしまうことは、そのために生まれたものにとっては解放ではなくて不運だよねぇ。という認識で。

ルシェは苑国(えんこくと呼ばれる研究施設)が終わってしまった段階でその生の役割が終わっていて、サレンアーデにとってはセレイネイドがルシェになった段階でその役割が終わってる。
サレンアーデが執拗にセレイネイドに固執してるの生きる意味を取り戻したいんだと思う。
でも壊れた天秤はもう元には戻れない。

役割が終わってしまった理由や意味が2人が旅している中でちゃんと見つかって納得できるといいですね。
あと多分他の役割の可能性、昔の私はすごく否定してたけど、この話を動かすとなると、必然とあるんじゃないかと思いました。

記憶っていうのが多分この世界すごく求められているものなのかなと

ルシェに記憶を読む力があるのが旅の途中で判明するけれど、これはセレイネイドが訓練して身につけた力が受け継がれているんですよね。
私この力仰々しいから微妙に思ってたんだけど、この世界とルシェと魔族の関係を思うと、結構必要な力だし、無力なままのルシェはかなりお荷物なので必要だと思う

舞台になる世界はいろんなことがあり過ぎて色々曖昧になってしまった世界でもあって、その理由を突き止めるために秘密結社ができてて、その人たちが古来から生きてる魔族を探してるのね。その人たちの持つ生きた記憶が必要だから。

そもそもこの世界の魔族は古代の人間が神に似せて作った自分たちの僕なのね。
でもそれを知っている人は舞台の世界では僅かで、魔族の存在も伝説みたいになってる。彼らは個体数が一定していて、一族四十人くらいしかいないからね…。
全族あわせても280人くらいか…。

虹の色の数ほど目の色で誰の持ち物なのか判別してたのね、全部で七色あるから、七色って呼ばれてるのが正式な名前。
あとから分類的な名前もつけられている。

なんかその時代の世界の条件と技術が今は失われているから、多分見つけたいんだと思う。
貴重な魔族から欠員だしてまで無能なホムンクルス作ったな…。なにやってくれてんだよ…。って思われてるのがルシェの立ち位置なのね…。

そんなルシェが記憶読めるのは、かなり役に立てるから後々いいと思います。
セレイネイドの記憶を探すのにも役に立てますね。

ルシェは役に立つためなら自己犠牲を簡単に決断するようなところあって、自分自身に対しての扱い軽いから、気をつけてあげないと大事な手がかりが吹き飛ぶなと思います。

苑国はセレイネイドが作った亜空間異世界で作った人しか出入りができなかったのに、ルシェだけ出たのは、生体反応的にセレイネイドと同じかそれを継いでいると判別されたからなのよね。
存在そのものが手掛かりではあるのよね。
セレイネイドが仕掛けた自分でしか開かない魔法とかが開くよね

でもそんなに重要そうなセレイネイドは一体どんだけすごいやつなんだ。と思われるけど、魂的にはサレンアーデの半分みたいなものだから、サレンアーデいればいいんじゃないの?学会的には?え?
という謎もありますね…。

サレンアーデとセレイネイドは2人のご主人の趣味で、一つの魂を分けられて、永遠に憎しみ合うように設定された存在でして、憎しみあって殺し合うのが生涯の仕事…。みたいな人たちで
セレイネイドが転生し過ぎておかしくなって自分を壊しちゃったので、サレンアーデがアイデンティティクライシスしてる

サレンアーデ的には勝手に舞台から降りやがって的な怒りが強そうです。
あと何考えてそうなったのか知りたいのかもしれない。
私人間だからなんであんなに必死なのかわかんないけど、
ルシェをみて、もう違うものになったんだとわかっても諦められないの、可哀想だなと思います。

きょうはここまで。