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シリンと蝋燭のルカの考察

その輝く光は
君の希望の導
けれど君の影も
暴いてしまうね

その度に天使は
君を救えないと嘆いて

その光は
君を囚らえているのだと
嘆いて

しかし君はその光を導に祈る

光は 天使は
君が救われるまで共に輝くと誓う

様々な複雑な理由の先にホムンクルスのルカ(後のルシェ)が生まれたわけだけれど、そこにまつわる様々ないきさつの後悔とか、未練だとか、そういった感情をシリンは絶対にルカに見てしまうでしょう。その自責のループで彼は自分を罪人にしている。

ルカ(後のルシェ)は自分が本当のルカではないからという以外でも、もっと複雑な理屈で、シリンがああなっていることを気づいいて、自分では救えないだろう。って苑国の時代は思ってたんじゃないかなと。

ルカ(後のルシェ)は人間ではないからと言うのもあって、苑国時代はルカの代わりでいることに迷いはない。
本人に知らされていなかった事実とかを知ることになってしまっても、「そのために僕は在るよ」と割り切ってしまうと言うか。

ルカ(後のルシェ)もシリンも互いに互いのために究極に自我を消そうとするし、それがたやすいのが、同じ欠点でありカルマだと思ってます。このカルマはルシェに引き継がれる…。
もっと自分勝手に生きてくれよ…。

シリン自身には冷静に考えてみてほしいんだけど、君、セレイネイドにかなり利用されていますよ。それをそんな、めそめそとずっと彼のことを想っていなくても、いいでしょ!?という突っ込みを外側からしたくなる感じ…。
それ自体もセレイネイドの思うつぼなんだけど、肝心の転生先は苦しんでますね…。

蛇足的な話だけど
私昔から
誰かの代わりにして救いを求めるけど、それはその相手では叶わなくて、という関係性作ってたなと気づいて(誰も知るはずがない話ですが)
それ癖か…!

と今気づきました…。