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脳内会話

茨城の城
続きのような場面での脳内会話のメモ

(物語として構築するときにこのままの会話になるかは分かりません)

「いつも君がいうように話したよ、僕が雇い主で、君が探偵だって」
「へぇ、たまには気が効くね。次は交代する?」
「交代って?」
「お前が探偵でさ、そっちの方が事実には近いだろ?」
「え?見た目に無理があるよね?」
「こう見えて成人してるんですって言っておけば良い」
「ええ?」
「あながち間違いでもないだろ?ホムンクルスで14年も生きてるなんて、人間で言ったらばあさんみたいなもんだぞ」
「君が教えてくれた通りだと僕はプロトタイプなんでしょ、それからまだ14年くらいなんだから、みんな僕より年下なだけじゃないの?」
「5年が壁だね。お前の後発はすぐできたけど、5年を超えて生きたやつはまだいない。だからお前もすぐ死ぬのかと思って急いであそこを出てきたわけだけど、そんな様子は見せなかったね」
「……寿命、ないんだっけ?僕は……」
「ああ、あいつ(イルジア)が見た通りだとそうだろうね。複雑に組まれているから、魔力の感度が悪いんだろ?もう少し精進して欲しいんだけど、場に合わせて雰囲気を変えるとか、人間だってできるぞ」
「君があそこで魔法を使ってたなんて気づかなかったよ……。君がいつも初めていく場所に僕を先に行かすのはそういう事だったの?」
「ああ、そうだよ。ずっと気づかないから笑えるなと、思ってたよ」
「ねえ……君わざと楽しんでるよねぇ?」
「まあね」
「…………あたまくるなあ……」