象徴寓話 · 06日 11月 2023 罪なき懺悔 星屑を集めたような輝きの毛並み、瞳は深い海の底のよう。 彼はかつて人間の子供だったって、もう今では誰も知らないだろう。彼は蝶々に惑わされて、この夜の世界に来たわけだけど、それでもあの眩く熱い、太陽の世界を忘れなかった。 彼はもう陽のもとには戻れないけれど、せめて太陽の為の陰でありたかったって、気づいた時にはもう何度も太陽をなくしていた。 君のせいじゃないよ。でも君はその罪を背負って懺悔を。命終えるまで贖罪を。 tagPlaceholderカテゴリ: