26日 4月 2024 ReL150字36 セレイネイドの日記には、日々の記録のほかに、童話のような物語がいくつも記されている。 その物語は天秤の兄弟の話と、蝋燭や狼の話であった。 「聞いたことのない話だよ。サラも知らないって」 「それはそう。だって、予言だもの。でも、もう終わった物語の」 「終わった物語の?」 前< 話 >次 tagPlaceholderカテゴリ: