ReL150字 1

いつか見た光を思い出す。


沈むものと思われた光は登っていた。


時を止めた藍色は白んで行った。


開放は果たして幸福だっただろうか?


太陽が登れば蝋燭は色褪せるだろうか?


測れなくなった天秤はそれでも何かを測っただろう。


終われども、終われども、我々はその先に立ち続ける。


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